キタダイ製作所 の日記
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汎用機械とNC機械。
2012.01.17
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前にも書きましたが、NC機はプログラムを作成しコンピューターが数値制御して動く機械です。
加工はプログラムを作成して機械に転送し、プログラムチェックで動作確認をしてからでないと加工できませんが、
数量がある製品にはもってこいの機械です。
繰り返し精度、加工スピードは汎用機では及びません。汎用機では難しい加工も簡単にできる事もあります。
汎用機は自動送り機能がある機種もありますが、ほぼ手動で操作する機械です。
加工プログラムを作成する事なく直ぐに加工に入れますので、単品・少量品の加工に向いています。
NC機械では困難な加工もできたりしますが、仕上がり精度、加工時間等、全て加工者の経験と技術次第です。
どちらの機械にも特長ありますが、こちらは加工する製品によって、図面(お話)を頂いた時点ですぐにどの加工方法が最良か判断します。
近年、引退等で汎用機械を扱える職人さんが減っていると聞きます。若い人は汎用機を扱えない人が多く、
簡単な加工でもNC機械を使う人もいるようです。加工方法、切削条件、工具選定、バイトの研ぎ方・・・汎用機から覚える事はたくさんあります。
日本の職人さんが減っていくのはとても寂しい限りです・・・
画像は最近汎用機で製作したSUS製品です。
汎用機械を使った加工も多いです。技術にも自信あります。