キタダイ製作所 の日記
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歪み。
2012.02.09
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ブレーキローターの研磨で、加工途中の歪みがわかり易い画像を撮りました。
(専用冶具から外して撮影)
画像のローターで、右上黒っぽくなっている部分が研磨できていない箇所です。
削れている部分と、削れていない部分があるという事は、
それだけ歪んでいる(又は変磨耗)という事です。
長く使用したローター、新品でも激しいブレーキングをした場合は
早い時期に歪みが出る事もあります。
このローターは画像よりも、もっとはっきり凹凸出ていたのですが撮るタイミングが遅かったです。
こちらで受注したローターでたまにあるのが、他の所で研磨加工したのですが
ジャダーがまだ出る(余計に酷くなった)というローターの研磨依頼があります。
こちらで検査してみると、確かに研磨加工はしてあるのですが、
厚みが測定箇所でバラバラな事がよくあります。これはおそらく片側を削って、
ただひっくり返して両面削っただけ、の場合はこういう事になります。
こちらでは、車両に取り付けた時と同じ条件、状態にして研磨加工します。
その為の特殊な専用冶具を製作してます。
両面研磨終わるまで脱着しませんので両面の平行度精度が出ます。
また、ローターの材質、形状により最良な研磨面になるよう調整します。
ですから、最良な研磨加工ができるわけです。
